和歌山県の白浜温泉にはいくつかの共同浴場がある。なかでも波をかぶるような海べりにある崎の湯には、こんな話が伝わっている。江戸の中頃、白浜に豆屋逸八という鉄砲の名人がいて、あるとき大きな鳥を撃った。弾は羽に命中したが、鳥はそのまま逃げていった。その晩、逸八が崎の湯に行くと、先客が「今日、俺は何者かに羽を打たれた」と怖い顔で語った。逸八は今日の事を思い出し、天狗だと気づいてそうそうに逃げ出したという。
【住】和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎
【問】崎の湯露天風呂0739-42-3016
【電】JRきのくに線白浜駅より三段壁、新湯崎行きバス利用、湯崎下車
【車】湯浅御坊道路御坊ICより国道42号経由で約1時間
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