東北地方にその勢力を持っていた悪路王は、前述した安曇野の八面大王と同じように、坂上田村麻呂によって退治された鬼である。悪路王といえば、茨城の鹿島神宮に蔵される首級の作り物がよく知られるが、もともとは蝦夷の族長・アテルイがそのモデルといわれている。朝廷軍に激しく抵抗したアテルイだったが、延暦二十一年(八〇二年)に白旗をあげた。伝説では平泉中尊寺に近い達谷の窟を根城に朝廷軍と戦ったことになっている。
悪路王が立て籠もったという達谷の窟

【住】岩手県西磐井郡平泉町達谷
【問】西光寺0191-46-4931
【電】JR東北新幹線一関駅よりタクシー利用
【車】東北自動車道一関ICより国道342号経由で約10分
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