東北屈指の霊場出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山の総称になる。推古天皇(592〜628)の時代、聖徳太子の従兄弟にあたる蜂子皇子が、三本足の烏に導かれて羽黒山に入り、苦行ののちに出羽三山を創建したと伝わる。標高1000メートルを超える月山や湯殿山にくらべると、羽黒山は436メートルと低く、二山からは20キロほども離れているが、出羽三山の中心的な存在で、羽黒派修験の聖地とされてきた。そうした羽黒山の修行者や山そのものの守護にあたっていたのが羽黒山三光坊という天狗である。多くの眷属を従えていたそうで、珍しいところでは最上川を行き来する人たちの守護を担った水天狗円光坊などがいる。
峰子皇子(能除仙)の御影像。伝天宥別当筆。出羽三山神社所蔵。(提供:出羽三山神社)
関係神社:出羽三山神社
住所:山形県東田川郡羽黒手向
問:羽黒町観光商工課0235-62-2111
交:JR鶴岡駅より羽黒山頂行きバス利用
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